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こんにちは。スニーカー完全ガイド、運営者の「M」です。
Amazonでナイキのスニーカーを探している時、「これ、本当に本物かな…」と不安になった経験はありませんか? Amazonは本当に便利ですけど、ナイキのスニーカーに関しては「偽物も多い」という話を聞くと、ボタンを押す手がちょっと止まってしまいますよね。
「ナイキの公式ストアはあるの?」「この価格は安いけど大丈夫?」「ゼビオやABCマートみたいな街の正規店はAmazonに出店してるの?」「もし偽物が届いたら、ちゃんと返品できるんだろうか…」「そもそも本物との見分け方は?」など、疑問や不安は尽きないかなと思います。
実は、Amazonのナイキスニーカーが少し複雑なのには理由があって、ナイキ本社が2019年に一度Amazonでの直接販売から撤退した、という経緯があるんですね。だからこそ、Amazonのプラットフォーム上で「誰が売っているのか」を私たち自身が見極めるスキルが、ものすごく大事になってきます。
この記事では、そんな不安をスッキリ解消するために、amazonでナイキのスニーカーの本物を安心して買うための「知識(買う前の準備)」と、万が一の時の「技術(買った後の対処法)」を、私の経験も踏まえながら、できるだけ分かりやすく解説していきますね。
- Amazonの販売構造(誰が売っているか)
- 安全な販売者の具体的な見分け方
- 届いたスニーカーが本物か確認する方法
- 万が一、偽物が届いた時の返金マニュアル

amazonでナイキスニーカーの本物を買う知識

まずは「買う前」の準備運動です。
Amazonで安全にナイキを手に入れるには、プラットフォームの仕組み、つまり「Amazonには色々な売り方が混在している」という事実と、その中からどうやって「信頼できるお店」を見つけ出すかが一番大事なんですね。ここをしっかり押さえておきましょう。
公式ストアフロント(ゼビオ等)の探し方

Amazonでナイキを買う時、私がいちばん安全だと断言できる方法は、「ナイキの正規取扱店」がAmazonに出している公式ストア(ストアフロント)から買うことです。
ここでまず知っておきたいのが、ナイキ本社(ナイキジャパン)は、2019年に一度Amazonでの直接販売を世界的に停止しました。
ブランドイメージのコントロールが難しかったのが理由だと言われていますね。その後、2025年に米国市場でAmazonとの直接販売を再開するという報道もありましたが、これが日本(Amazon.co.jp)でどうなるかは、今のところ公式にはっきりしていません。
じゃあどうするかというと、私たちが狙うべきは、ABC-MARTやスーパースポーツゼビオ(Super Sports XEBIO)、アルペン(Alpen)といった、街の実店舗でもナイキを正規に扱っている大手小売店の「Amazon店」です。
彼らはナイキジャパンと正式にライセンス契約を結び、正規のルートで卸された商品だけを販売していますから、安心感は抜群です。
正規ストアフロントの具体的な探し方
探し方はとても簡単です。
Amazonの検索バーに、いきなりモデル名を入れるのではなく、まずはお店の名前とブランド名を組み合わせて入れてみてください。
例:「ゼビオ ナイキ」「ABC-MART ナイキ」「アルペン ナイキ」
こうして検索すると、その正規取扱店がAmazon内で販売しているナイキ商品がヒットしやすくなります。
そこから欲しいモデルを探していくのが確実ですね。
最重要チェックポイント:販売元は誰か?
商品ページを見つけたら、価格や「カートに入れる」ボタンの近くにある「販売元」の表示を、絶対に確認してください。
- OK例: 「販売元: Super Sports XEBIO」「販売元: ABC-MART」「販売元: Alpen Group」
- NG例: 「販売元: ○○(聞いたことない店名)」「販売元: Sports World(それらしいけど不明)」
販売元が「ゼビオ」などになっていれば、それはAmazonのプラットフォーム(倉庫や決済システム)を利用しているだけで、実質的にその正規店から買うのと全く同じです。これで偽物の心配はほぼゼロになります。
「販売元:Amazon.co.jp」は?
Amazon自身がベンダーとして仕入れて販売するこの形態は、信頼度は高いのですが、前述の経緯から、ナイキの最新モデルや人気スニーカーがこれで並ぶことは、原則としてほとんど無いと思っていいです。
もしあったとしても、それは旧モデルの在庫や、特殊なルート(例えば正規小売店の倒産在庫など)からAmazonが仕入れた並行輸入品である可能性が考えられますね。
安い偽物に注意!価格の罠を見抜く

市場価格や定価と比べて「安すぎる」商品は、偽物である可能性が非常に高い、一番わかりやすい危険信号です。
例えば、定価15,000円のエアフォース1が7,000円で売られている、なんていうのは、もう論外ですね。
ただ、最近の偽造品業者は本当に巧妙です。
あからさまに安いと当然警戒されるので、「定価や市場相場より10%〜20%だけ安い」という、なんとも絶妙な価格設定をしてくるケースが増えています。
これが本当に厄介で、私たち消費者は「怪しい偽物」ではなく、「ちょっとお得な並行輸入品かな?」「良心的なお店かも」と誤解してしまう…。まさにそこを狙っているんですね。
「並行輸入品」という言葉の落とし穴
「並行輸入品」自体は、海外の正規店などで合法的に販売された商品を、別の業者が買い付けて日本で販売するもので、違法ではありません。
ですが、偽造品業者がこの「並行輸入品」を装って、偽物を販売するケースが後を絶たないのも事実です。
まずは「定価」を知ることから
「異常な価格」を見抜くためには、まず「正常な価格=定価」を知っておく必要があります。
ナイキの公式アプリ(SNKRS)や公式サイトで、欲しいモデルの日本国内での定価をあらかじめ確認しておく。これが偽物を見抜くための重要な第一歩になりますね。
特に注意すべき危険な兆候
エアジョーダン1の限定カラーや、人気のコラボモデルといった「希少なスニーカー」が、定価とあまり変わらない価格、あるいは少し安い価格で、しかも在庫が潤沢にある(どのサイズも選べる)場合、それは極めて不自然な状況です。
本物なら即完売するか、市場原理によって定価を大幅に超えるプレ値(プレミア価格)がついているはずですからね。
購入前の見分け方:安全な販売者の特徴

ゼビオなどの公式ストアフロント以外、つまり「サードパーティ(第三者)販売者」から買うことを検討する場合は、その販売者が本当に信頼できるかどうかの「目利き」が必須になります。
商品ページの「販売元:○○」という青い文字の名前をクリックして、そのお店の詳細ページ(ストアフロント)に飛び、以下の点を徹底的にチェックしてください。
1. 総合評価と「レビュー件数」
評価が高い(星が多い)ことはもちろん大事ですが、それ以上に「レビューの件数」を重視してください。
例えば、評価が「5.0(満点)」でも、レビュー総数が「10件」では、まだ信頼できるか判断できません。逆に、評価が「4.5」でも、レビュー総数が「5,000件」あれば、長期間しっかり運営している証拠になり、信頼度は高まります。
評価が満点に近いのにレビュー件数が極端に少ない出品者は、偽物を売ってはアカウントを閉鎖・再作成する「使い捨てアカウント」の可能性があり、ハイリスクかなと思います。
2. 「悪い評価(星1・星2)」の熟読
総合評価が4.5と高くても、絶対に「星1」や「星2」の低評価レビューに目を通してください。高評価はサクラ(偽レビュー)で水増しされている可能性がありますからね。
低評価の中に「偽物が届いた」「写真と違う」「箱がボロボロだった」「ロゴが怪しい」といった具体的な記述が一件でもあれば、その販売者からは絶対に買わない方が賢明です。
また、「悪い評価」に対する「出品者の返信」にも注目です。誠実に対応しているか、無視しているか、あるいは「Amazon倉庫のミスです」といったテンプレート的な返信に終始しているかも、そのお店の姿勢を判断する材料になります。
3. 「正規」という自称の文言に注意
販売者名に「正規販売店」「正規代理店」「オフィシャル」と自称していることがありますが、これは何の保証にもなりません。前述のとおり、ナイキが公式に許可したAmazon販売者は(今の日本市場では)存在しない前提なので、むしろ怪しいと疑うくらいでいいかもしれません。
4. 特定商取引法に基づく表示(住所)
販売者の詳細ページをさらに下までスクロールすると、「特定商取引法に基づく表示」があります。ここの住所がどこになっているかも確認しましょう。日本の住所ならまだしも、海外(特に偽造品の製造拠点として知られる地域)になっている場合は、リスクが高いと言えます。
Amazonの出品許可制度(Brand Gating)について
ちなみに、Amazonでナイキのような有名ブランドを売るには、出品者がAmazonに請求書などを提出して「販売許可」を得る必要があります。この制度のおかげで、全くの素人である詐欺業者は参入しにくくはなっています。
…が、組織的な業者はその請求書自体を精巧に偽造するノウハウを持っているとも言われています。なので、「Amazonが出品を許可してる=100%本物」とまでは残念ながら言えないのが現状なんですね。

偽物レビューを見抜く3つのポイント

販売者評価だけでなく、「商品そのもの」に寄せられたカスタマーレビューもチェックしましょう。ここにもサクラ(偽レビュー)が巧妙に潜んでいます。
- 不自然な日本語 機械翻訳で生成したような、文法や言い回しがおかしい日本語のレビューがやたらと多い。「私はこの靴を深く愛しています」のような、日本人なら使わない直訳的な表現が散見される場合は要注意です。
- 具体性の欠如 「素晴らしい商品です」「最高です」「満足しました」といった、中身のない賛辞ばかりが並んでいる。本当にそのスニーカーを買った人なら、例えばエアフォース1なら「定番の安心感」「ソールのクッション性が良い」、ゴアテックスモデルなら「雨の日でも染みてこない」といった、そのモデル特有の機能や感想に言及するはずですよね。
- 投稿日の集中 特定の短い期間(例えば同じ日や2〜3日の間)に、大量の良い評価(特に星5)が集中して投稿されている。これは、業者が意図的にレビューを操作している可能性が高いです。
写真付きレビューの罠
最近はサクラレビューでも「写真付き」が増えていて、巧妙になっています。ですが、その写真が「商品ページの公式画像を転載しただけ」ではないか、「他の人のレビュー写真を使い回し」ていないか、複数のレビュー写真を見比べてみることも有効です。同じ角度の同じ写真が何度も出てきたら怪しいですね。
レビューは星の数や「良い評価」を鵜呑みにせず、「悪い評価」と「中身のある(具体的な)レビュー」をしっかり読み込むことが大切ですね。
FBA(Amazon発送)の見分け方と注意点

Amazonでの買い物は、実は「誰が売って、誰が発送するか」で、大きく3つの形態に分かれています。
この違いを理解することが、リスク回避に直結します。 1. Amazon.co.jp が販売、発送します Amazon自身が仕入れて売るパターン。
信頼度は最強ですが、ナイキの(特に人気)商品はほぼ無いです。 2. ○○が販売、発送します 出品者が自分で在庫管理から発送まで行うパターン(マーケットプレイス)。ここで配送情報に「海外から発送」と書かれている場合(特にアジア圏)は、偽物リスクが極めて高い上に、トラブル時の返品交渉が絶望的に困難になるので、絶対に避けるべきです。
3. ○○が販売し、Amazon.co.jp が発送します これがいわゆる「FBA(フルフィルメント by Amazon)」です。商品は出品者のもの(所有権は「○○」にある)だけど、商品はAmazonの物流倉庫に預けられていて、注文後の梱包・発送をAmazonが代行する仕組みです。
国内発送でも「配送予定日」に注意
形態2(出品者発送)で「国内発送」となっていても、配送予定日が「注文から1〜2週間」など異常に長い場合は注意が必要です。
実際は海外から発送される(無在庫のドロップシッピング)ケースがあり、この場合もリスクが高まります。
FBAの最大の罠:「Amazon発送=本物」ではない
多くの人が「Amazon.co.jp が発送します」というこのFBAの表示を見ると、「Amazonが発送するなら安心だ」「Amazonが保証する本物だ」と無意識に信頼しがちです。
ですが、これは物流における最大の勘違いです。
Amazonはあくまで「物流業務(梱包と発送)」を代行しているだけで、倉庫に送られてきたそのスニーカーが本物かどうかの真贋鑑定は一切行っていません。
悪意のある販売者にとって、FBAは自分の身元(住所など)を隠しつつ、Amazonの信頼性を利用して偽造品をさばくための、非常に便利な隠れ蓑にもなり得るんです。
だからこそ、「発送元」がAmazonであること以上に、「販売元」が誰であるかを厳しくチェックする必要があるんですね。

amazonでナイキ スニーカーの本物を買う技術

ここからは「買った後」の技術編です。買う前にどれだけ注意深くチェックしても、怪しい商品が届いてしまう可能性はゼロではありません。
大切なのは、届いた商品をどう鑑定するか、そして「もしも」の時にどう冷静に対処するかです。
ここで強調したいのは、絶対に泣き寝入りしないでください、ということです。
Amazonは、実は世界でもトップクラスに「購入者保護」の仕組みが強いプラットフォームです。その仕組みを正しく知っておけば、何も恐れることはありません。
届いたら確認!黒タグと箱の鑑定法

商品が手元に届いたら、絶対にタグを切ったり、屋外で一度でも履いたりする前に、以下の点をじっくりチェックしてください。一度でも使用してしまうと、それは「購入者都合」とみなされ、返品・返金交渉が不利になる可能性があります。
1. シューズボックス(外箱)
偽造品は、本体だけでなく箱の製造コストもケチっていることが多いので、品質に差が出やすいです。
- 素材の品質: 本物の箱は頑丈な段ボールで作られていますが、偽造品は強度がなくペラペラな、安価な素材が使われていることがあります。
- 印刷の品質: 表面のロゴ(スウッシュやジャンプマン)の印刷が不鮮明であったり、フォントが微妙に異なったり、ペイントにムラがあったりします。
- 箱のラベル: 箱の側面に貼られている、モデル名やサイズ、バーコードが記載されたラベルシールも重要です。このシールの印刷が粗かったり、斜めに曲がって雑に貼られていたり、そもそも記載内容が中身のスニーカーと一致しない場合は、非常に怪しいですね。
ただし、箱だけ本物で、中身のスニーカーだけ偽物にすり替えるという、より巧妙な偽造ケースも存在するため、箱がキレイだからOKと即断するのは危険です。あくまで第一チェックポイントですね。
2. 日本国内正規品の「黒タグ」
ナイキジャパン(NIKE JAPAN)が日本国内の正規ルートで販売する商品には、伝統的に日本語表記のタグが結束バンドで取り付けられています。
(昔は紙が黒かったので「黒タグ」と呼ばれますが、近年は白地に黒文字の「白タグ」も増えています)
偽造品もこのタグを模倣していますが、印字の品質に差が出やすいです。
本物のタグの印字がシャープでクリアなのに対し、偽造品のタグは印字がかすれていたり、逆にインクが滲(にじ)んでいたりします。
『取扱上の注意』などの日本語フォントにも違和感がないか、しっかり確認します。
内側ラベルでの見分け方(スタイルコード)

外箱や黒タグは、あくまで「外観」の第一チェック。偽物を見破る上で、より決定的になりやすいのが、スニーカーの内側(タンの裏側や側面に縫い付けられている)「サイズラベル」です。
偽造業者は外観(縫製やロゴ)を精巧に真似できても、「データ」の整合性を取ることや、この小さなラベルの精密な印刷を再現するのは苦手なことが多いんですね。
チェックポイント1:スタイルコードの照合
サイズラベルには「908995-004」のような9桁の「スタイルコード」(品番)が記載されています。これがその靴のモデルとカラーを示す固有の番号です。
検証方法: このスタイルコード(ハイフン以下の番号も含む)を、そのままGoogleなどの検索エンジンで検索し、「画像」タブで結果を見てください。
- 本物の場合: あなたが購入したスニーカーと「全く同じモデル」の「全く同じカラー」の画像や情報が大量にヒットします。
- 偽物の疑い: 検索しても何もヒットしない、またはエアフォース1を買ったのにエアマックスが表示されるなど、全く違う靴やカラーが表示された場合、偽物の可能性が極めて高いです。
チェックポイント2:製造日の論理検証
ラベルには「01/18/17 〜 02/14/17」のように、その靴の「製造期間」も記載されています。一方で、そのスニーカーのモデルが「公式にリリースされた年」をネットで調べてみてください。
- 矛盾の例: 2018年に世界で初めてリリースされた限定モデルのスニーカーなのに、ラベルの製造日が「2014年」になっていたら…? 時間軸としてあり得ませんよね。これは偽造品であると断定できる、動かぬ証拠になります。
チェックポイント3:工場コードと製造国の不一致
ラベルには「VT」や「XC」といったアルファベット2文字の「工場コード」と、「MADE IN…」という「製造国」も記載されています。工場コードはナイキが契約する製造工場を示しており、特定の国に対応しています(例:VT = ベトナムの工場)。
- 矛盾の例: 工場コードが「VT」(ベトナム)を示しているのに、その下の製造国表記が「MADE IN INDONESIA」(インドネシア製)となっていたら、この二つのデータは明確に矛盾しています。これは偽造業者が異なる靴のラベル情報を無造作にコピーした結果です。
鑑定チェックシート(簡易版)
スニーカーの内側にあるサイズラベルは、偽造品を見破るための「情報の宝庫」です。以下の点を照らし合わせてみてください。
| 鑑定ポイント | ✅ 本物 (Genuine) の特徴 | ❌ 偽物 (Counterfeit) の一般的特徴 |
|---|---|---|
| シューズボックス(外箱) | 高品質な段ボール。印刷が鮮明。ラベル情報が正しい。 | 低品質で薄い。印刷が不鮮明。ラベルが曲がっている。 |
| 日本国内用タグ(黒/白) | 印字がシャープでクリア。「取扱上の注意」などの日本語表記が正しい。 | 印字がかすれている、またはインクが滲んでいる。日本語のフォントや文章がおかしい。 |
| 内側サイズラベル:スタイルコード | 「XXXXXX-XXX」が実物のモデル/カラーと一致する。Google検索で同じ商品がヒットする。 | コードが実物と一致しない。検索すると別の靴が表示されるか、存在しないコード。 |
| 内側サイズラベル:製造日 | 「MM/DD/YY」の日付が、そのモデルの公式リリース時期と論理的に一致する。 | モデルのリリース年(例: 2018年)よりも前の製造日(例: 2014年)が記載されている。 |
| 内側サイズラベル:工場コード | 2文字の工場コード(例: VT)と、「Made in…」の国名(例: Vietnam)が一致する。 | 工場コード(例: VT=ベトナム)と「Made in…」の国名(例: Indonesia)が一致しない。 |
もし偽物?Amazonへの直接連絡が最強

上記の鑑定ポイントをチェックして、「これは偽物かもしれない…」と強く疑われる場合。あるいは偽物だと確信した場合。
何度も言いますが、絶対に泣き寝入りしないでください。そして、ここで絶対にやってはいけないこと(=最悪の選択)があります。
最重要:出品者に直接連絡してはいけない
良心的な人ほど「まずはお店に連絡して、間違いではないか確認しよう」と考えがちですが、相手が偽造品販売者だった場合、これは最悪の選択になります。
理由: 相手は意図的に偽物を売る詐欺業者です。まともな対話は期待できません。こちらが「偽物だ」と連絡することは、相手に「証拠隠滅や逃亡の準備をする時間を与える」ことにもなりかねません。
敵の戦術: 彼らと直接交渉を始めると、「返品先は海外だ(高額な国際送料を要求する)」「関税でトラブルになる」「50%だけ返金するから、それで手を打たないか」といった、こちらが不利になる交渉を持ちかけ、時間を稼ぎます。あるいは、返品リクエストを完全に無視します。
彼らの目的は、私たちが交渉に疲れ果てて諦めること、または「Amazonマーケットプレイス保証」の申請可能期間(通常90日)が過ぎるのを待つことなんです。
では、どうするか?
答えはシンプルで、トラブルの当事者である出品者を飛ばして、プラットフォームの運営者であり審判でもある「Amazonカスタマーサービス」に直接連絡することです。これが最も迅速かつ確実な解決策です。
Amazonのウェブサイトやアプリから「カスタマーサービス」に進み、チャットまたは電話でオペレーターに接続してください。
オペレーターに伝えるべき「魔法の言葉」
感情的にならず、事実として以下のキーワード(あるいはどちらか一方)を正確に伝えてください。
「偽物(ぎぞうひん)を受け取った」(あるいは「偽造品の疑いがある」) 「製品がカタログ(商品ページ)と著しく異なる」
これらの言葉をAmazonの担当者に直接伝えることで、その注文は通常の「購入者都合の返品」や「不良品」とは異なる、「偽造品インシデント」という重大なカテゴリで処理されます。
Amazonは自社プラットフォームの信頼性を毀損する「偽造品販売」を最も重い規約違反の一つとして扱っているため、迅速に全額返金(場合によっては商品の返品すら不要で)の処理を進めてくれる可能性が非常に高くなります。

最強のマーケットプレイス保証(A-to-Z)

Amazonカスタマーサービスへの直接連絡と並んで知っておくべき、私たち消費者の最後の砦。それが「Amazonマーケットプレイス保証(A-to-Z Guarantee)」です。
これは、Amazon.co.jpのプラットフォームを通じて第三者販売者から商品を購入した購入者を、Amazonが直接保護するための返金保証制度なんですね。
この保証は、以下のような場合に適用されます。(詳しくはAmazonマーケットプレイス保証の公式ヘルプページをご確認ください)
- 商品が届かない。
- 商品が、説明(商品ページ)と著しく異なる。(←偽造品はこれに明確に該当します)
- 販売者に返品をリクエストしたが、応じない、または返金されない。
- 販売者と連絡が取れない。
Amazonは自社プラットフォームの「信頼性(Trust)」を何よりも重視しています。
そのため、購入者から信頼できる「偽造品の申告」があった場合、たとえ出品者がどれだけ抵抗しても、最終的にはAmazonがこの保証を適用し、購入者に直接返金処理を行ってくれます。
この保証は、通常、注文確定日またはお届け予定日の最終日から90日以内に申請する必要があります。だからこそ、商品が届いたらすぐに中身を確認し、問題があれば早めに行動することが大切なんですね。
この「A-to-Z保証」という強力なセーフティネットの存在こそが、Amazonという巨大マーケットプレイスで高リスクな商品を買う際の、最大のリスクヘッジ(安全網)になっていると私は思います。これがあるから、私たちは安心して挑戦的な買い物もできるわけですね。
スムーズな返品と全額返金マニュアル

先ほど紹介した「カスタマーサービスへの直接連絡(チャットや電話)」が、事情を詳しく説明できるので一番早いと私は思いますが、システムから「A-to-Z保証」を直接申請する方法ももちろんあります。
A-to-Z保証の申請手順(概要)
(※原則として、出品者に連絡してから48時間待つ必要がありますが、「偽造品」のような重大なケースでは即時申請が可能な場合もあるようです。まずはカスタマーサービスに連絡するのが確実です)
- Amazonの「注文履歴」にアクセスします。
- 該当商品の横にある「注文に関する問題」(または「Amazonマーケットプレイス保証を申請」)を選択します。
- 問題点の一覧から「商品が説明と異なる、または不良品」といった適切な項目を選択します。
- 「返金をリクエスト」を選択します。
- コメント(理由)を記述するテキストボックスに、「偽造品(Counterfeit / Fake)である」と明確に記載します。
この時、もし可能であれば、セクション「内側ラベルでの見分け方」で確認したような客観的な証拠(例:「内側サイズラベルのスタイルコードが商品ページの物と一致しない」「工場コードと製造国が矛盾している」)を簡潔に記述すると、Amazon側の審査が早くなり、申請の承認がよりスムーズになるかなと思います。
免責事項(必ずお読みください)
偽造品が届いた場合の対応は、Amazonのポリシーや法律にも関わるデリケートな問題です。この記事で紹介した手順は、あくまで一般的な流れや私の見解に基づいています。
Amazonのポリシーや保証内容は、将来的に変更される可能性もあります。最終的な対応や正確な情報については、必ずAmazonの公式カスタマーサービスに直接連絡し、その最新の指示に従ってください。
また、万が一のトラブルに備え、注文に関するメール、届いた商品、梱包材、配送伝票などは、問題が完全に解決するまですべて保管しておくことを強くお勧めします。

amazonでナイキ スニーカーの本物を買う結論
さて、ここまでAmazonでナイキのスニーカーを買うための「知識」と「技術」について、かなり詳しく解説してきました。
結論として、Amazonでナイキを買うことには、確かに「偽造品リスク」がゼロではありません。これは残念ながら事実です。
ですが、
- 「買う前」に、ゼビオやABC-MARTといった正規ストアフロントを最優先で選ぶ。
- もしサードパーティから買うなら、販売者評価やレビュー、配送情報を徹底的に精査する。
- 「買った後」に、万が一偽物が届いても、決して慌てず、出品者と交渉せずAmazonに直接連絡する。
という「正しい知識」と「対処法」さえ持っていれば、そのリスクは限りなくゼロに近づけることができます。
そして何より、Amazonには「A-to-Z保証」という、消費者保護の強力なセーフティネットが用意されています。
偽物リスクを過度に恐れて、Amazonの利便性(貯まるポイント、圧倒的な配送速度、豊富な品揃え)を全て手放してしまうのは、逆にもったいないと私は思います。
私個人の意見としては、Amazonはこれらの知識さえあれば、スニーカーを買う上でとても便利で「おすすめできる」プラットフォームだと考えています。
この記事で解説した「買う前の知識」と「買った後の技術」をしっかり押さえて、ぜひAmazonでナイキ スニーカーの本物を賢くゲットしてくださいね。




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