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こんにちは。スニーカー完全ガイド、運営者の「M」です。
ドクターマーチンのローファー、すごく格好良いんですけど、履き始めに「痛い!」って感じること、ありますよね。
特に定番のエイドリアンなんかは、革が硬くて甲や小指が当たったり、歩くたびに、かかとやくるぶしが擦れてひどい靴擦れになったり…。
私も「この痛み、いつまで続くんだろう」「どういう慣らし方をすればいいの?」って悩んだ経験があります。
この記事では、なぜドクターマーチンのローファーが痛いのか、その原因と具体的な対策を徹底的にまとめました。
革を柔らかくする方法や、インソールを使ったサイズ感の調整、痛くなりにくいモデルまで、私の経験も踏まえて紹介していきますね。
【公式】Dr.Martens- マーチンローファーが痛い主な原因
- かかとや甲の靴擦れを防ぐ具体的な対策
- 痛みを軽減する「慣らし方」のコツ
- 比較的痛くなりにくいモデルの紹介
ドクターマーチンローファーが痛い5つの原因

まずは、なぜあんなに痛くなってしまうのか、主な原因を見ていきましょう。これを知っておくだけでも対策が立てやすくなりますからね。多くの人が感じる痛みには、ちゃんと理由があるんです。
甲や小指が当たるのはなぜ?

ドクターマーチンのローファーが痛いと感じる最大の原因は、やはり「革の圧倒的な硬さ」かなと思います。
特に定番モデルに使われている「ポリッシュドスムースレザー」などは、新品の状態だと本当に硬く、足の動きに合わせて曲がってくれるまでにかなりの時間を要します。歩行時、足が曲がる(屈曲する)部分、つまり指の付け根あたりに革が食い込んで痛むことも多いです。
さらに、ローファーはスニーカーや紐靴と違って、紐でフィット感を微調整することが一切できません。
デザイン上、甲が深く、履き口が狭めに作られているモデル(特にエイドリアンなど)は、初めて足を入れたときに強い圧迫感を感じやすい構造になっています。
足全体が包み込まれるフィット感が魅力である一方、足の甲が高い人や足幅が広い人は、甲の中央部や足の外側(小指の付け根付近)が強く締め付けられて、「痛い!」と感じてしまうんです。
この「革の硬さ」と「調整不可なデザイン」の組み合わせが、甲や小指の痛みの主な原因ですね。
かかとやくるぶしの靴擦れ対策

甲周りの圧迫感と並んで、マーチンローファーの悩みとして非常に多いのが「かかと」と「くるぶし」の靴擦れです。
これは、主にサイズが微妙に合っていないことが引き金になります。
サイズが「大きい」場合
これが最も多いパターンかもしれません。サイズが少し大きいと、歩行時にかかとが浮いて「パカパカ」してしまいます。そのたびに、履き口の硬い縁(ふち)がアキレス腱周りやくるぶしの下に擦れ続け、あっという間に皮が剥けてひどい靴擦れになってしまいます。
サイズが「ジャスト」すぎる場合
意外かもしれませんが、縦の長さがピッタリすぎても問題が起きることがあります。特に、くるぶしの骨の位置が低い人の場合、履き口の縁がくるぶしの骨に「直撃」してしまい、歩くたびに骨に当たって痛むケースです。
「バンドエイドを何枚貼っても貫通してくる」「血まみれになった」というSNSでの悲痛な声も聞くくらい、ここの靴擦れは深刻になりがちです。具体的な対策は、後ほどの対処法でしっかり解説しますね。
エイドリアンは特に痛いモデル?

ドクターマーチンのローファーといえば、タッセルが特徴的な「Adrian(エイドリアン)」を思い浮かべる人も多いと思います。
このエイドリアン、デザインは本当に素敵なんですけど、「特に痛いモデル」として名前が挙がりやすいのも事実かもしれません。
というのも、定番のエイドリアンに使われている前述の「ポリッシュドスムースレザー」は、数あるマーチンの革の中でも特に硬い部類に入ります。ガラスレザーのように表面がコーティングされており、非常に頑丈で光沢がありますが、その分、柔軟性に欠けるんです。
この強固な革に加えて、エイドリアン特有の「甲が深めで履き口が狭め」というデザインが組み合わさることで、足入れの段階からきつさを感じやすく、足に馴染むまで(=痛くなくなるまで)相当な時間がかかる傾向があります。
もちろん個人差はありますが、マーチン初心者の方がいきなりこのモデルに挑戦すると、その硬さに驚いてしまうかもしれませんね。
サイズ選びとハーフサイズの問題

すべての痛みの根源とも言えるのが、この「サイズ選び」の難しさです。
すでにご存知かもしれませんが、ドクターマーチンの靴は基本的に1cm刻みの「UKサイズ」展開で、0.5cm刻みのハーフサイズがありません。
これが本当に悩ましいところで…。
- 普段22.5cmの女性 → UK3(22cm)かUK4(23cm)で迷う
- 普段26.5cmの男性 → UK7(26cm)かUK8(27cm)で迷う
といった状況が必ず発生します。
小さいサイズを選んだ場合: 無理やり履くと、甲や指先が常に圧迫されて激痛の原因になります。革は横には多少伸びますが、縦(つま先)にはほとんど伸びないので、小さすぎるとどうにもなりません。
大きいサイズを選んだ場合: 今度はかかとがパカパカしてしまい、前述の「かかと・くるぶし靴擦れ」の無限ループに陥ります。
このサイズ選びの難しさが、購入後の「こんなはずじゃなかった…」という痛みの問題に直結しているケースは非常に多いかなと思います。
サイズ選びのヒント 多くの先輩ユーザーやショップスタッフさんが推奨しているのは、「迷ったら、やや大きめのサイズを選んでインソール(中敷き)で調整する」という方法です。
小さすぎる靴は物理的に履けなくなってしまうリスクが高いので、少し余裕を持たせておいて、中敷きでフィット感を高めるのが賢明な選択かもしれません。私もこの方法をおすすめします。
痛いのはいつまで?慣らし期間の目安

「この痛み、いつまで続くの?」って、心が折れそうになりますよね。私も新品のマーチンを履くときはいつも覚悟します(笑)。
でも、安心してください。この痛みのほとんどは、革があなたの足に馴染むまでの「履き慣らし期間」に集中します。
期間には本当に個人差があり、その人の足の形、歩き方、履く頻度、そして革の種類によって大きく変わります。
SNSなどの口コミを見ていると、「毎日短時間ずつ履いて、2〜3週間くらいでようやく楽になってきた」という声が多い印象です。もちろん、「1ヶ月以上かかった」「半年かけてじっくり育てた」という人もいれば、「自分は3日くらいで平気になった」という強者もいます。
最初は「凶器」とも「拷問器具」とも思える硬さですが、一度足の形に馴染んでしまえば、革が柔らかくなり、驚くほど快適に履けるようになるのもマーチンの大きな特徴です。
そこまで「我慢」するというより、「育てる」という感覚で付き合っていけるかが勝負ですね。

ドクターマーチンローファーが痛い時の対処法

原因がわかったところで、ここからは具体的な対策です!あの痛みを乗り越えて、マーチンローファーを快適な「相棒」にするための工夫を一緒に見ていきましょう。ここが一番大事なポイントです!
痛い時の慣らし方と伸ばし方

新品のマーチンローファーを手に入れたら、嬉しくてすぐにでも長時間履いて出かけたい気持ちはよーく分かります。でも、それは絶対にNGです!
まずは「短時間の着用から始めて徐々に慣らす」こと。これが鉄則中の鉄則ですね。
ステップ1:まずは室内履きから
靴をおろす日は、丸一日休みの日が良いかもしれません。まずは家の中で履いてみましょう。ソファに座ってテレビを見ている時だけでも構いません。まずは足に「これからよろしく」と挨拶させるイメージです。
ステップ2:短時間の外出(コンビニ、近所の散歩)
室内で数日試したら、次は「歩く」練習です。といっても、最初は往復15分〜30分程度の、近所のコンビニに行くだけ、といったレベルから始めましょう。いきなり1時間の散歩や買い物に行くと、帰宅する頃には足が悲鳴を上げている可能性が高いです。
これを数日間繰り返し、徐々に履く時間を30分、1時間…と延ばしていくイメージです。
この「慣らし」と並行して、以下の方法を試すとより効果的です。
対策①:厚手の靴下を活用する
履き始めの痛い時期こそ、クッション性の高い厚手のソックス(パイル地のアウトドアソックスなど)を履くのがおすすめです。分厚い靴下が足と硬い革の間の緩衝材となって、直接的な摩擦や圧迫を大幅に軽減してくれます。
さらに、厚手の靴下で履くことで、内側から革をグッと押し広げる効果も期待でき、革が伸びるのを早めてくれます。
対策②:革用柔軟スプレー(レザーストレッチャー)を使う
市販の「革用柔軟スプレー(靴伸ばしスプレー)」も非常に有効です。これを、靴の内側の特に痛い部分(甲や小指が当たる場所、かかとの内側など)にシュッと吹きかけてから履きます。革の繊維が一時的にほぐれて、馴染みやすくなりますよ。
対策③:シューツリーやストレッチャーを使う
履いていない間は、シューツリー(シューキーパー)を入れて型崩れを防ぎつつ、革にテンションをかけておくと馴染みが早くなります。
どうしても幅がきつくて耐えられない場合は、靴用の「ストレッチャー(靴を機械的に広げる器具)」を使って物理的に革を伸ばすこともできます。ただし、これは革に大きな負荷がかかるため、最終手段と考えた方が良いかもしれません。不安な場合は、靴の修理屋さんでストレッチャーサービスを頼むと安全です。
ドライヤー使用の注意点 「ドライヤーの温風で革を温めて柔らかくする」という方法もネットで紹介されますが、これは革の専門家からはあまり推奨されていません。熱を当てすぎると革の油分が飛んで乾燥し、最悪の場合、ひび割れや変質を起こす可能性があります。
もし試す場合は、必ず弱めの温風で、靴から30cm以上離して数秒間当てる程度にし、温まったらすぐに履いて革を伸ばす、という形になりますが、基本的には自己責任で行うようにしてくださいね。
革を柔らかくする方法

履き慣らし(物理的な伸ばし)と並行して、革のお手入れ(化学的な柔軟化)をしてあげることも非常に大切です。
ドクターマーチン純正のケア用品である「WONDER BALSAM(ワンダーバルサム)」は、ココナッツオイルやラノリン(羊毛脂)といった天然の油脂を主成分としたコンディショナーです。
これを布やスポンジに取り、靴全体(特に硬い部分や屈曲部)に塗り込むことで、革に油分と水分が補給され、柔軟になりやすいです。ミンクオイルなどでも同様の効果が期待できますね。
履き慣らし期間中は、履いた後にクリームを塗り込んで保湿・柔軟化を図ると、革の伸びと足馴染みが促進され、痛い期間を短縮できるかもしれません。
「靴を育てる」という感覚で、お手入れもぜひ楽しんでみてください。(出典:ドクターマーチン公式サイト『シューケアガイド』)
おすすめのインソール活用術

ハーフサイズがないマーチンローファーにとって、インソール(中敷き)は救世主とも言える必須アイテムです。
サイズが大きくてブカブカする場合、「全面タイプのインソール」を敷けば、フィット感を0.5cm程度タイトに調整できます。衝撃吸収性の高いものを選べば、マーチン特有のソールの硬さ(重さ)も緩和できますね。
そして、私が特におすすめしたいのが、「部分的なインソール(ハーフインソール)」の活用です。100円ショップなどで手軽に試せるものも多いので、ぜひ組み合わせてみてください。
| インソールの種類 | 主な目的・効果 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| 全面タイプ | 全体のサイズ調整(0.5cm程度きつくする)、衝撃吸収 | ・全体的にブカブカする ・足裏が疲れる |
| ハーフ(つま先用) | 足の位置を後ろにずらす、甲のフィット感UP | ・つま先は余るが甲は普通 ・かかと浮き対策 |
| ハーフ(かかと用) | かかとの位置を少し持ち上げる | ・くるぶしの骨が履き口に当たる ・かかと浮き対策 |
| かかとクッションパッド | かかと(アキレス腱)の靴擦れ防止 | ・アキレス腱が擦れて痛い |
特に注目したいのが、「ハーフ(かかと用)」です。
これを靴のかかと側に敷くと、足全体がわずかに持ち上がり、かかとの位置が数ミリ上がります。その結果、これまでくるぶしの骨に直撃していた履き口の縁が、当たらなくなることがあるんです!
「アキレス腱が擦れる」のではなく「くるぶしの骨が当たる」という痛みで悩んでいる人には、ぜひ一度試してみてほしい対策ですね。
逆にアキレス腱が擦れる場合は、靴の内側(かかと部分)に貼る「かかとクッションパッド」が有効です。
【公式】Dr.Martens痛くないモデルはある?

「いろいろ対策するのは分かったけど、やっぱり最初から痛くない・履きやすいモデルが欲しい!」という人もいますよね。
もちろん、あります!ドクターマーチンの中にも比較的履きやすいと評判のローファーが存在します。
ペントン (PENTON)
タッセルがない、いわゆるコインローファー(ペニーローファー)タイプのモデルです。エイドリアンに比べて履き口が比較的広めに作られており、脱ぎ履きしやすいのが特徴です。そのため、甲周りの圧迫感がタッセルローファーより少なく、甲高の人でも足を入れやすいと言われています。
【過去のモデル】エディソン (EDISON)
過去には「DM’s LITE」コレクションとして、エディソンというモデルも存在しました。2016年頃に登場したモデルで、見た目はエイドリアンに近いですが、ソールがEVA系の素材で超軽量化されています。
さらに「SoftWair(ソフトウェア)」という低反発クッションのインソールが内蔵されており、履き心地が従来モデルとは比較にならないほどソフトでした。
アッパーの革も柔らかめのものが使われていることが多く、「マーチンの重さ・硬さが苦手」という人には最適なモデルでしたが、現在では定番ではなく、入手は非常に困難になっています。
番外編:ローファー以外の選択肢
どうしてもローファーの形が足に合わない…という場合は、他のモデルに目を向けるのも手です。
- 3ホールシューズ (1461): 紐で甲のフィット感を完璧に調整できます。
- サイドゴアブーツ (2976): 履き口のゴムが伸縮するため、ローファーよりは足入れが楽です。
これらはローファーより痛みが出にくい傾向がありますね。

柔らかいバージニアレザーとは

「そして、痛いのが不安な方に私が一番おすすめしたいのが、「バージニアレザー」を使ったモデルです。
定番のエイドリアンローファーにも、数は非常に少ないですが、この柔らかいヴァージニアレザーを使ったバリエーションが存在します。(8ホールブーツや3ホールシューズでは比較的見つけやすいです)」
バージニアレザーは、細かなシボ(シワ模様)が入ったソフトなナッパレザー(非常に柔らかい革)の一種です。触った瞬間に分かるほどしなやかで、足入れした瞬間から柔らかさを実感できるのが最大の特徴です。
ポリッシュドスムースレザーが「育てるのに時間がかかる、硬質なツヤ」だとしたら、バージニアレザーは「最初から優しい、マットで自然な風合い」といったところでしょうか。
バージニアレザーモデルの特徴
- 最初から革が非常に柔らかく、足に馴染みやすい
- 履き始めの痛みや靴擦れが格段に少ない
- 見た目は定番モデルの格好良さそのまま(素材違い)
- マーチン初心者や革靴が苦手な人に心からおすすめ
デザインはそのままに履き心地だけが快適になるので、「痛いのは絶対に嫌だ!」という方は、公式オンラインショップや店舗でこのバージニアレザーのモデルを探してみるのが、間違いなく最適解かなと思います。
ドクターマーチンローファーが痛い時の総まとめ
ドクターマーチンローファーが痛い問題、いろいろな原因と対策を見てきました。
革が硬かったり、サイズが合いにくかったりして、履き始めは確かにつらいかもしれません。でも、その痛みの多くは「通過儀礼」のようなもので、適切な対策で乗り越えられる可能性が高いです。
痛みを乗り越えるための重要ポイント
- 慣らし履き: いきなり長時間履かず、短時間から徐々に慣らす。
- 靴下: 履き始めは必ず厚手の靴下で足を保護する。
- インソール: サイズが合わない場合はインソール(全面・部分)で徹底的に調整する。
- パッド類: かかとやくるぶしが当たるなら、クッションパッドを靴側に貼る。
- ケア: ワンダーバルサムなどで革を保湿し、柔らかくする。
- モデル選び: 不安なら最初から「バージニアレザー」を選ぶ。
どうしても痛い場合は、無理せず一旦履くのを中断し、革を柔らかくするお手入れをしたり、インソールを見直したりしてみてください。
サイズ選びやモデル選びで迷ったら、やっぱり公式ホームページで最新情報をチェックするのがおすすめです。
柔らかいバージニアレザーのモデルがあるかどうかも確認できますし、返品や交換に関する条件を事前にしっかり見ておくと、万が一サイズが合わなかった時も安心ですからね。
ドクターマーチンのローファーは、その試練を乗り越えて足に馴染んでしまえば、本当にタフで、他の靴にはない存在感を放つ、長く愛用できる最高の相棒になってくれます。
ぜひ今回の対策を参考にして、あの格好良いローファーを快適なおしゃれアイテムとして楽しんでください。
ドクターマーチン公式オンラインショップ|Dr.Martens



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