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こんにちは。スニーカー完全ガイド、運営者の「M」です。
オニツカタイガーの象徴的なモデルであるメキシコ66などを履いていると、どうしても気になってしまうのが「ベロ(シュータン)」の挙動ですよね。
歩いているうちに左右にズレたり、ピンと不自然に立ってしまったり。「これって不良品かな?」「私の履き方が悪いのかな?」と不安になる気持ち、よく分かります。
実は、この「ベロが立つ」現象は、オニツカタイガーというブランドが守り続けている伝統的な設計思想と、現代のファッションシーンにおける使い勝手の間で生まれる、ある種の「宿命」のようなものなんです。
この記事では、なぜベロが立ってしまうのかという構造的な原因の解剖から、明日からすぐに試せるプロ直伝の対策まで、網羅的に詳しく解説していきます。
この記事を読み終える頃には、あなたの足元の悩みはすっきりと解消され、より一層オニツカタイガーへの愛着が深まっているはずですよ。
- オニツカタイガー特有の「薄いベロ」が持つ構造的な弱点と魅力
- 歩行時の「プロネーション」がベロのズレや浮きを引き起こすメカニズム
- 靴紐の通し方(オーバーラップ)や保管時の「しつけ」による具体的な改善策
- ヒールフラップ(かかとのベロ)を綺麗に見せるためのスタイリング術

オニツカタイガーのベロが立つ原因と構造の秘密

オニツカタイガーを愛用していると、ふとした時に「あれ、ベロが変な方向を向いている?」と感じることがありますよね。
この現象には、ブランドが大切にしている歴史的な設計や、素材選びのこだわりが深く関わっています。まずは、なぜベロが立ったりズレたりするのか、その構造的な理由を紐解いていきましょう。
メキシコ66の薄いレザーがベロに与える影響

オニツカタイガーの代名詞とも言える「MEXICO 66(メキシコ 66)」などのヘリテージモデルは、1960年代のトレーニングシューズをベースに設計されています。
現代のハイテクスニーカー、例えばナイキのエアフォース1やアディダスのスーパースターなどと比較すると、決定的な違いに気づくはずです。
それは、甲を覆う「ベロ(シュータン)」の部分に、厚いスポンジやクッション材がほとんど封入されていないという点です。
ヘリテージモデルゆえの「自立性の低さ」
この薄い一枚革に近い構造こそが、足に吸い付くような抜群のフィット感と、オニツカタイガー特有のスマートなシルエットを生む最大の要因です。
しかし、メリットは往々にしてデメリットと表裏一体。素材が非常に柔らかく薄いため、構造的な「自立性」が極めて低いのです。
現代的なスニーカーのベロが「板」のように自身の形を保つのに対し、オニツカタイガーのベロは「布」に近い性質を持っています。
そのため、歩行時の足の複雑な動きに合わせて容易に形を変え、さらにはその形を記憶してしまう「形状記憶性」も持っています。
「足馴染みが良すぎる」ことが、皮肉にもベロが暴れたり立ったりしやすい状況を作っていると言えるでしょう。
素材の特性と経年変化
使用されている高品質なレザーやキャンバス地は、履き込むほどに柔らかさが増していきます。
新品のうちはまだ素材にコシがありますが、馴染んでくると足の甲の凹凸に沿ってドレープを描くようになります。
この際、もし靴紐の締め方が偏っていたり、脱ぎ履きの時に無理な力が加わっていたりすると、ベロが不自然な角度で固定され、結果として「立っている」ように見えてしまいます。
これは製品の欠陥ではなく、あくまでクラシックな設計を守り続けているブランドのアイデンティティによるものなのです。
知っておきたい歴史的背景 1966年に登場した「リンバー」ラインの流れを汲むメキシコ66は、もともと競技用としてのパフォーマンスを最優先していました。
無駄な厚みを省き、極限まで素足感覚に近づけるための設計が、現代のカジュアルシーンでは「ベロの挙動」という形で現れているんですね。 (参照:株式会社アシックス 沿革・歴史)
ベロがズレる現象を防ぐためのセルフチェック

ベロが立ってしまう前段階として、多くのユーザーが直面するのが「ベロが外側(小指側)にズレる」という問題です。
実は、ベロがズレることと「立つ」ことは密接に関係しています。
ズレたベロはアッパーの縁(アイレット付近)にぶつかり、行き場を失って垂直方向に逃げようとするため、結果として浮き上がり、立ってしまうのです。
プロネーション(足の倒れ込み)の影響
このズレを引き起こす最大の要因は、人間の足の解剖学的な動きにあります。
私たちは歩く際、着地から蹴り出しにかけて、足首がわずかに内側へ倒れ込む「プロネーション」という動作を行います。
このとき、足の甲の皮膚や筋肉は外側方向への力を受けます。
オニツカタイガーのベロは、左右がアッパーに固定されていない「自由な振り子」の状態であるため、この微細な力に敏感に反応し、多くの人の場合、ベロは外側へと流れていきます。
フィッティングの不備が招く悪循環
もし頻繁にズレが発生し、そのせいでベロが立ってしまうなら、まずはご自身の履き方をセルフチェックしてみてください。特に多いのが「靴紐の緩み」です。
- 最下段(つま先側)の紐が緩んでいませんか?
- ベロ中央にある紐通し用のスリットに、きちんと紐を通していますか?
- 自分の足の幅に対して、サイズが大きすぎませんか?
これらの一つでも当てはまると、ベロを固定する力が弱まり、歩くたびにベロが暴れてしまいます。
根元部分の固定が甘いと、ベロは土台から不安定になり、より激しく「立ち」や「ズレ」を引き起こすことになります。
まずは、紐を一度すべて解き、ベロを正しい位置にセットし直すことから始めてみましょう。
| チェック項目 | 原因と影響 | 改善の期待度 |
|---|---|---|
| 紐の締め具合 | 緩いとベロが遊んでしまい、ズレ・立ちの原因に | ★★★★★ |
| スリットの活用 | 紐を通さないとベロが左右に自由に動いてしまう | ★★★★☆ |
| ソックスの素材 | 滑りやすい素材だと摩擦が減り、ベロが動きやすくなる | ★★★☆☆ |
オニツカタイガーのスリッポンでベロが浮く理由

紐のない「MEXICO 66 SLIP-ON(スリッポン)」モデル。脱ぎ履きが楽でミニマルなデザインが魅力ですが、こちらも「ベロがアーチ状に浮き上がって不自然に立つ」という悩みが聞かれます。
スリッポンタイプは、物理的に紐で押さえつけることができないため、構造が紐ありモデルとは根本的に異なります。
エラスティックバンドの張力バランス
スリッポンモデルの内側には、甲をホールドするための「エラスティックバンド(強力なゴム)」が仕込まれています。
このゴムがベロを足の甲に密着させる役割を担っていますが、足の形によってはこのバランスが崩れることがあります。
例えば「甲高」の足を持つ人が履いた場合、足の甲がベロを内側から押し上げてしまい、ゴムの張力と相まってベロの中央付近がポコッと盛り上がり、先端が立ってしまう現象が起こりやすいのです。
「引っ張り癖」による素材の伸び
また、スリッポンを履く際、ベロの先端を指で強く引っ張り上げる動作を繰り返していませんか?
オニツカタイガーの柔らかい素材は、過度な引っ張りによって徐々に伸びが生じます。
特に垂直方向に力が加わり続けると、素材が「立ち上がった状態」を記憶してしまい、足を入れていない時でもベロがピンと直立するようになってしまいます。
スリッポンであっても「素材をいたわりながら履く」ことが、美しいシルエットを保つ秘訣です。
もしベロが浮いて気になる場合は、厚手の靴下を避けて甲のボリュームを抑えるか、レザーが足の形に完全に馴染むまで(目安として1〜2週間程度)辛抱強く履き続けることが、最も確実な解決策となります。
かかとのベロがめくれる問題とフラップの構造

オニツカタイガーにおいて、フロントのベロ以上に「立つ」ことで注目を集めるのが、かかとにある「ヒールフラップ」です。
あの象徴的な「ツノ」のようなパーツですね。
ユーザーの間では「かかとのベロ」とも呼ばれますが、この部分が外側にペロッとめくれ上がってしまうことに頭を悩ませている方は非常に多いです。
1966年の「リンバーアップ」から続くアイデンティティ
このフラップは、1966年に当時の日本代表選手向けに開発された「リンバーアップ」で初めて採用された、歴史的な意匠です。
本来は、シューズを履く際の「プルタブ」としての役割や、アキレス腱をシューズの縁による摩擦から守るためのガードとしての機能を持っていました。
しかし、現代のメキシコ66におけるフラップは、当時のデザインを忠実に再現しているため、あえて芯材(プラスチックや厚い硬芯)を入れていません。
そのため、垂直方向の剛性が極めて低く、外部からの刺激に非常に敏感なのです。
「フリップアップ現象」が起きるメカニズム
フラップがめくれて立つ最大の外的要因は、やはり「パンツの裾」との干渉です。
特に裾が広めのデニムやスラックスを履いている際、歩行に合わせてパンツの裾が上下運動をします。
その裾がフラップの裏側に入り込み、下から上へ押し上げる力が加わることで、フラップは容易に「外ハネ」の状態になります。
一度この状態で癖がつくと、薄いレザーはそのままの形をキープしようとするため、常にめくれ上がった「立ったベロ」の状態になってしまうのです。
これは機能的な不具合ではなく、あくまで薄くしなやかな素材を選んでいるがゆえの物理的な結果と言えます。
注意点:強引な矯正はNG 「立っているのが気になるから」といって、フラップを無理やり内側に折り曲げたり、強力なクリップで長時間挟んだりするのは避けてください。
レザーに深いひび割れ(クラック)が入ったり、表面のロゴプリントが剥がれたりする原因になります。あくまで自然な「馴染み」の中で形を整えていくのが正解です。
ベロが立っているのはダサいのかという疑問を解消

インターネットの検索窓に「オニツカタイガー ベロ」と入れると、サジェストに「ダサい」という言葉が出てくることがあります。
せっかくお気に入りの一足を買ったのに、ベロが立っていることで「変な履き方をしていると思われていないかな?」と不安になるかもしれませんね。
でも、結論から言えば、ベロが立っていることをネガティブに捉える必要は全くありません。
「不完全さ」を愛でるスニーカー文化
むしろ、オニツカタイガーを長く愛用しているベテラン層や、海外のスニーカーコミュニティ(Redditなど)では、このベロの自由な挙動を「ヘリテージモデルらしい味」として肯定的に捉える傾向があります。
現代の完璧に成型されたハイテクスニーカーにはない、「天然素材ならではの不規則な変化」こそが、オニツカタイガーの魅力の本質なのです。
ベロが少しズレていたり、フラップが軽く跳ねていたりする様子は、その靴がしっかりと足の一部として機能し、使い込まれている証拠(エイジング)でもあります。
スタイリングとしての「立ちベロ」
実際、ファッション感度の高い層の間では、あえてヒールフラップをピンと立たせて、ブランドロゴを強調する履き方も一つのスタイルとして確立されています。
ショーツやアンクルパンツを合わせ、足元のアクセントとして「ベロ」を主役にするイメージですね。大切なのは、ベロの状態を「トラブル」として見るのではなく、「自分の歩き方や生活スタイルに合わせて変化した、世界に一つだけの形」として受け入れるマインドセットです。
もしどうしても美観が気になるのであれば、後述する「物理的な矯正方法」で整えればいいだけの話。
まずは「これはオニツカタイガーならではの個性なんだな」と、ポジティブに捉えてみてくださいね。

オニツカタイガーのベロが立つ悩みを解消する対策

構造上の理由や「味」としての理解が進んだところで、次は「それでもやっぱり、シュッとスマートに履きこなしたい!」という方のための実践編です。
靴紐の通し方や保管時のちょっとした工夫で、ベロの挙動は驚くほど制御できます。私の経験から導き出した、最も効果の高いテクニックを伝授します。
ベロの浮きを抑える靴紐の結び方と基本の手順

ベロが立ったり浮いたりするのを防ぐための基本は、何と言っても「初期設定(プレフィッティング)」にあります。
多くの場合、ベロが変な形で固まってしまうのは、新品時から適当に紐を締めて履き始めてしまうことが原因です。
まずは、一度すべての紐を解いて、リセットの状態を作りましょう。
「ゼロベース」からのフィッティング手順
1. 紐をすべて解き、ベロを根元から手でしっかりと伸ばします。このとき、左右にねじれがないかを確認してください。
2. 足を靴に入れ、かかとをトントンと地面に叩いて、かかとの位置を固定します。
3. 最下段(つま先側)の1段目と2段目を、自分の許容範囲内で「ややきつめ」に締めます。 ここがベロの「土台」になります。土台がガチッと固定されていれば、先端部分が暴れるのを劇的に抑制できます。
4. 中段から上段にかけては、足の甲を圧迫しすぎない程度に均一なテンションで締めていきます。
スリット(紐通し)の正しい活用法
多くのメキシコ66には、ベロの中央に紐を通すための「スリット」があります。
ここに紐を通すのは鉄則ですが、単に通すだけでなく、「紐を交差させる際に、ベロを少しだけつま先側へ押し下げるようにして通す」と、ベロの浮き上がりを防ぐテンションがかかります。
たったこれだけの違いで、一日歩いた後のベロの位置が数センチ変わってくるはずですよ。
オーバーラップ結びでベロをしっかり押さえるコツ
スニーカーの紐の通し方には大きく分けて「アンダーラップ」と「オーバーラップ」がありますが、ベロの「立ち」や「浮き」に悩んでいるなら、迷わず「オーバーラップ」を選んでください。
これは、紐をアイレット(穴)の上側から下側に向かって差し込んでいく方法です。
なぜ「オーバーラップ」がベロに効くのか?
力学的な観点から説明すると、アンダーラップ(下から上)は、紐がベロを持ち上げるようなベクトルで力が働きます。
これに対してオーバーラップ(上から下)は、紐がベロを「上から足の甲へ押し付ける」方向に力が働きます。
この「押さえつける力」が、ベロが垂直に立とうとする動きを物理的に封じ込めてくれるのです。
また、オーバーラップは足が左右にぶれるのも防いでくれるため、結果として「ズレ」の抑制にもつながります。
| 要素 | オーバーラップ(推奨) | アンダーラップ |
|---|---|---|
| ベロへの圧力 | 強い(上からしっかり押さえる) | 弱い(下から支える程度) |
| ズレにくさ | 非常にズレにくい | 足の動きに合わせて動きやすい |
| 見た目の印象 | クラシックで引き締まった印象 | カジュアルで柔らかい印象 |
特にオニツカタイガーのような薄い素材のシューズでは、この「上からの圧力」があるかないかで、見た目のシャープさが全く変わってきます。
もし今、あなたの靴がアンダーラップで結ばれているなら、今すぐオーバーラップに結び直してみてください。
それだけで「ベロが立つ」悩みの半分は解決したと言っても過言ではありません。
ベロが長いと感じる時の印象を変える紐の通し方

オニツカタイガーのシューズを履いて鏡を見たとき、「なんだかベロだけが不自然に長く見えて、全体のバランスが悪い気がする……」と感じたことはありませんか?
実はこれ、物理的にベロが長いのではなく、ベロが立ってしまっていることで「視覚的な露出面積」が増え、強調されていることが主な原因なんです。
この「ベロ長問題」も、紐の通し方というちょっとしたテクニックを駆使するだけで、驚くほどスマートにカモフラージュできますよ。
「最上段の穴」を使い切ることで垂直方向の浮きを抑える
まず真っ先に試してほしいのが、「一番上(足首側)のアイレット(紐穴)まで、余さず紐を通す」という方法です。オニツカタイガー、特にメキシコ66などのローカットモデルは、あえて一番上の穴を一つ空けておくことで、こなれ感やリラックスした雰囲気を出す履き方が一般的かもしれません。しかし、ベロの立ち上がりを抑えたいのであれば、話は別です。
一番上の穴までしっかりと紐を通すと、紐がベロの先端に近い部分を上から押さえ込む形になります。これにより、ベロが自由に動ける「遊び」の部分が物理的に減り、ベロが前方に倒れたりピンと直立したりするのを強固に防いでくれるんですね。
紐を締める際は、足首に近い部分のテンションを均一にかけることで、ベロが足首のラインに沿って綺麗に寝るようになります。
これだけで、正面から見た時のベロの主張がぐっと抑えられ、シューズ本来のスマートなシルエットが引き立ちますよ。
高度な視覚的調整「インサイドノット(結び目隠し)」の魔法
さらに「ベロをより短く、スッキリ見せたい」という方におすすめなのが、「インサイドノット(結び目隠し)」という上級テクニックです。
通常、蝶結びはベロの一番表側で作りますが、これをあえて「ベロの裏側(足の甲とベロの間)」に配置します。
この方法は単に結び目を隠すだけでなく、ベロの形を整える上で非常に理にかなった効果があるんです。
| メリット項目 | インサイドノットの効果 | 期待できる見た目の変化 |
|---|---|---|
| ベロの角度 | 結び目の厚みがベロを内側から支え、足首側へ引き寄せる | ベロが内側に寝やすくなり、浮きが目立たなくなる |
| 視覚的長さ | 結び目という「ノイズ」が消え、ベロのラインが一直線に | 露出面が整理され、ベロがコンパクトに見える |
| デザイン性 | 紐のライン(オーバーラップ等)が際立ち、ミニマルな印象に | モードで洗練された足元を演出できる |
このインサイドノットを行うと、蝶結びの重みと紐の張力がベロを内側へ押し当てるように働くため、ベロが外側に反り返るのを防いでくれます。
ただし、一点だけ注意したいのが「足への当たり」です。結び目が直接足の甲に当たると、歩行中に痛みを感じることがあります。
これを避けるためには、結び目の位置をベロの端に寄せるか、少し厚手のソックスを履くなどの工夫をしてみてくださいね。
履き心地に関する注意 インサイドノットや最上段の活用はベロを寝かせるのに非常に効果的ですが、紐をきつく締めすぎると足の甲の血流を妨げたり、神経を圧迫して痺れが出たりすることがあります。
見た目の美しさも大切ですが、あくまで「痛みが出ない範囲」での調整を心がけましょう。違和感がある場合は、即座に締め具合を緩めてくださいね。
自分の足に合わせた「ミリ単位」の微調整を
オニツカタイガーのベロは非常にしなやかですので、紐を締め終わった後に、ベロの先端を指で少し左右にしごいて馴染ませるだけでも印象が変わります。
私は個人的に、少しベロを左右に散らすようにしてから紐を固定することで、より「こなれた」雰囲気が出るかなと思っています。
正確なフィット感や、長時間の歩行での足への負担については、実際に外を歩く前に室内で何度かフィッティングを試して、自分にとっての「黄金比」を見つけてみてください。
最終的な判断や、足の形に合わせた専門的な調整が必要な場合は、シューフィッターのいる専門店で相談されるのも一つの賢い選択ですよ。
ここがポイント!
見た目と快適性のバランスを考え、痛みが出ない程度のテンションで仕上げる
ベロの「長さ」は立ち上がりを抑えることで視覚的に短くできる
最上段の穴まで紐を通すことで、ベロの自由な動きを封じ込める
インサイドノットは、結び目の重みを利用してベロを寝かせる裏技
パンツの裾との干渉を防ぐ賢いスタイリング術

かかとのヒールフラップ(リア・ベロ)が立ってしまう問題。これはシューズ単体の対策よりも、コーディネート全体でのアプローチが最も効果的です。
フラップが立ってしまうのは、多くの場合「外的要因(パンツの裾)」との物理的な接触が原因だからです。
黄金比を生む「アンクル丈」の選択
オニツカタイガーを最も美しく、かつトラブルなく履きこなすための「黄金の裾丈」は、くるぶしがわずかに露出するアンクル丈(9分丈)です。
- スキニー/スリムパンツ:裾が細いため、フラップの上で止まる、あるいはフラップを完全に露出させることができます。
- ロールアップ:フルレングスのデニムでも、1〜2回軽くロールアップしてフラップとの間に数センチの隙間を作るだけで、フラップが裾に引っかかって「フリップアップ」するのを防げます。
この数センチの「マージン」が、フラップを綺麗な寝かせた状態で維持する鍵となります。
保管時の「形状記憶トレーニング」
また、履いていない時間を使ってフラップを「教育」することも可能です
。私がよくやっているのは、靴を脱いだ後、シューキーパーを入れた状態で、靴紐をかかとの周りに一周回して、フラップを軽く押さえるように結んでおくという方法です。
プロの小技:フラップの癖付け 薄いレザーは「圧力がかかった状態で乾燥する」と、その形を記憶します。
夜、玄関で紐をかかとに巻いておくだけで、翌朝にはフラップがアキレス腱に沿うような美しい内巻きカーブを描いてくれますよ。
この「夜のひと手間」が、外出中の「ベロ立ち」ストレスを大幅に軽減してくれるはずです。ぜひ今夜から試してみてください。
オニツカタイガーのベロが立つ特徴を愛用するまとめ
ここまで、オニツカタイガーのベロが立つ原因とその対策について、かなり深く掘り下げてきました。
結論として言えるのは、この現象はオニツカタイガーが持つ「歴史への敬意」と「素材へのこだわり」が生んだ、愛すべき個性であるということです。
厚いパッドで固められた現代のスニーカーとは違い、オニツカタイガーは履く人の足の形や歩き方、そして手入れの仕方に合わせて、その姿を柔軟に変えていきます。
ベロが立ったりズレたりするのは、ある意味でその靴があなたと「対話」している証拠かもしれません。
紐の結び方をオーバーラップに変えたり、パンツの裾との距離感を調整したりすることで、そのじゃじゃ馬な個性も、次第にあなたの足にぴたりと寄り添う最高の相棒へと変わっていくはずです。
本日のまとめ
- ベロが立つのは、オニツカタイガー特有の「薄い一枚革構造」が理由。
- 「オーバーラップ結び」にすることで、上からの圧力でベロの浮きを抑えられる。
- ヒールフラップは裾との干渉を避ける「アンクル丈」がスタイリングの正解。
- 保管時の「紐巻き」習慣で、素材に正しい形を覚えさせる。
自分だけの形に育ったオニツカタイガーは、新品の時よりもずっと格好良く、あなたの歩みを支えてくれるでしょう。
もし、今回紹介した対策を試しても解決しないほど極端に形が崩れていたり、足に痛みが出たりする場合は、無理をせず、公式サイトや正規店に相談してみてくださいね。
あなたのスニーカーライフが、より快適で楽しいものになることを心から願っています!
この記事の内容について、もっと具体的な「素材別のケア方法」や「カラー別の合わせ方」が知りたい方は、ぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね。




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